温泉街を中心としたまちの活性化の核として、地域資産の再発見と新しい情報発信の場づくりと、文化観光拠点をめざした「塩原もの語り館」として誕生。建築は、塩原における文学者など著名な文化人との交流が盛んな大正から昭和初期にかけての時代をテーマとした。新たなまち並み再生のきっかけとなるように、栃木県内のJR日光駅舎をはじめとする疑洋風建築様式をモデルとし、和洋が融合された建築とした。展示は「風(外来)の人と土(地元)の人の交流」をテーマに、自然素材である木材を積極的に活用し、建築と一体となった空間づくりを行った。さらに、地元研究会の市民でも随時更新できるように、老舗旅館から収集したお宝はすべてデータ化し、展示パネルはA3版を統一モジュールとするなど、館内での出力やデジタル編集ができるようなシステムを整備した。location:nasushiobara,Tochigifloor area:1F:556m² 2F:400m²completion date:2003